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釧路と言えば釧路湿原。
日本最大の湿原で1980年(昭和55年)にはラムサール条約登録地にもなっております。その釧路湿原の展望台兼資料館となっているのがこちらの釧路市湿原展望資料館。
釧路が生んだ奇才、毛綱毅曠(もづなきこう)による作品で、同じく釧路にある釧路市立博物館と共に毛綱の代表作と言われています。1984年竣工。
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翼を広げたタンチョウをモチーフとした釧路市立博物館が有機的な印象を与えるのに対し、釧路湿原に群生する「ヤチボウズ」をモチーフとしたこの展望台はどちらかという無機的な印象。個人的な第一印象は「ジオンのモビルスーツっぽいなぁ。」でした。ただ中に入るとその印象は180度変わります。
内部のイメージは「湿原の種子」・「胎内くぐり」だというのでそりゃそうよねって感じです。
ちなみに毛綱自身、この展望台と釧路市立博物館は対になるものとして考えていたようです。脳の直感的・感性的な部分と理知的・合理的な部分という右脳と左脳の2つの関係に例えております。外観だけでいったらこちらが左脳なんでしょうが…内部を含めるとどっちがどっちだか僕にはわかりません。
何にしても釧路に来たら少なくともこの2つの毛綱建築は押さえておきたいですね。釧路のおすすめです。
2022年4月訪問
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