温泉街の異形 別府グローバルタワー

それは都市の記憶 釧路市立博物館


釧路が生んだ奇才、毛綱毅曠(もづなきこう)。
彼が1984年に第36回日本建築学会賞を受賞したのがこちらの「釧路市立博物館」。釧路といえばタンチョウ、そんなタンチョウが翼を広げたイメージだそうです。1983年(昭和58年)竣工。
同じく釧路にある釧路市湿原展望資料館と共に毛綱の代表作となっております。







時間の関係で中には入らなかったのですが、内部の螺旋階段は必見だそうです。
また毛綱自身はこの建物について、天・人・地の記憶の三層にわけ、第一層を「地の記憶」として海洋学や地質学の資料展示、第二層を「人の記憶」として、先史時代から近代の資料展示を、そして最上層を「天の記憶」としてアイヌの神々や鳥類などの資料展示を、というように分けたと語っております。
これは必ず再訪せねば。




釧路市立博物館自体は1936年(昭和11年)7月14日に「釧路市立郷土博物館」として誕生したのが始まり。その後幾度かの移転を経て1983年(昭和58年)11月3日に現在の博物館が完成しました。
ちなみに2012年に作られた博物館のキャラクター「はっくん」はこの毛綱の建築をモチーフに・・・モチーフってかまんまですね、そのまんまのキャラ。

はっくん
釧路市立博物館公式ウェブより)

なお、一見すると「日本のスポメニック」に認定したいところなんですが、スポメニックと呼ぶには規模が大きすぎるうえそもそも「記念碑」ではないので今回は選外となりました。



釧路市立博物館
Address : 北海道釧路市春湖台1-7
駐車場:有(無料)
参考:


2022年4月訪問



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