温泉街の異形 別府グローバルタワー

ストイコビッチの生まれ故郷で思いっきり拳を突き上げたい(Спомен-парк Бубањ)


セルビア第三の都市でピクシーことドラガン・ストイコビッチ(Драган Стојковић/Dragan Stojkovićš)の出身地でもあるニシュ(Niš)。
そこにあるのはまたしてもみんな大好きSpomenikです。



ニシュはストイコビッチだけでなくローマ帝国の皇帝コンスタンティヌス1世の生誕地としても有名です。そんな歴史の町、ニシュにあるBubanj(ブバニ)の丘にはこんな子が。




ブバニの丘の上にあるこの記念碑はIvan SabolićとMihajlo Mitrovićによる作品で、1963年に完成。モチーフは「拳」。
第二次世界大戦中、ニシュはナチスドイツの占領下におかれ、強制収容所が設置されてました。この収容所には延べ3万人近くが収容され、そのうちの1万人近くがこのブバニの丘で殺されたと言われています(人数には諸説有)。
なお当時の収容所は現在博物館になっており見学可能。

1944年10月14日にパルティザンとブルガリア軍によりニシュは解放され、その19年後の1963年10月14日にこの記念碑の除幕式典が執り行われたそう。
ちなみにこの記念碑が建つ前にも石造りの小さな記念碑があり、そちらは1950年に作られたものだとか(現存せず)。





ニシュの中心から歩けない距離ではないと思いますが、割と坂道が続いていたので往路はタクシーで、復路を徒歩にしました。
メータータクシーだったので特に問題ありませんでしたね。チップ含めて600RSD(*1RSD≒1.18円 2018/04)。英語が通じなくてもSpomenikと言えば多分わかってくれると思います。



Спомен-парк Бубањ(Bubanj Memorial Park)
Address : Bubanj Memorial Park, Palilula, Nišavanski, Niš, Serbia



2018年4月訪問


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