- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
日本端っこ倶楽部公認、最も訪問が難しい本州の端っこ。
それが本州最東端の鯔ヶ崎(トドヶ崎)です。北緯39度32分48秒、東経142度04分21秒。
宮古市の東方に突き出した重茂半島(おもえ)の先端に位置し、正面には太平洋以外は見えない、まさに最果ていったところ。
船が見えるじゃん |
さて、鯔ヶ崎。
訪問が難しいのは端っこの中で唯一車での到達ができないからです。最寄りの駐車場が姉吉キャンプ場(もちろん本州最東端のキャンプ場)でそこから最東端までは3.8km、約1時間程度が徒歩の行程となります。
昔は「健脚の散る散る」という異名をとった僕ですが、往路54分、復路49分かかりました。道中は序盤に100mくらいを一気に登るところがありそこが最難関、ただそれを越えればあとはほぼ平坦な道が続く感じです。
クマ出るらしいのでちょっと怖い。あと最東端にはトイレがありませんので事前に済ませてから行きましょう(2020年時点で灯台前のトイレ使用不可)。
また姉吉キャンプ場の時点でソフトバンクは電波がなかったです。
そんなわけで約1時間ほど歩いていくと一気に視界が開けます!ここが端っこ!断崖!!正面には海だけ!!
正面に何も見えないのが端っこ、最果て感を演出してとても良いですね。岬のような感じになっていないのでどこが端っこなのか、というところはわかりづらいですが。
端っこには鯔ヶ崎灯台があります。こちらは1902年(明治35年)3月1日初点灯、太平洋戦争で破壊(1945年)され現存する灯台は1950年(昭和25年)6月に建てられたもの。高さ33.72mでかなり高い印象を受けます。日本の灯台50選。
灯台の近くには東屋があり、そこには「思い出ノート」があるのでせっかくなので一言書いていきましょうか。
とても高い |
なお本州最東端訪問証明書は宮古観光文化交流協会が発行しており市内各地で発行が可能(100円)。
ほとんどの場合は車で姉吉キャンプ場までアクセスすることになると思いますが、ルートは県道41号を宮古市街側から行く北ルートと山田町から行く南ルートがあります。南ルートはかなりの山道で運転に結構神経を使うので北ルートのほうがお勧めかな。
一応公共交通機関でのアクセスも可能で、宮古駅から姉吉バス停(県道41号沿い)までバス(約90分)があります。そこから姉吉キャンプ場までは徒歩で30分(約1.8km)くらいでしょうか。ただバスの本数が少なそうなのでかなり下調べが必要でしょうね。
ちなみに1957年(昭和32年)公開の映画「喜びも悲しみも幾歳月」はこの鯔ヶ崎灯台で灯台守をしていた方の妻が書いた手記が原作となっているそうです。そうした縁で最東端の碑はその手記を書いた田中キヨ氏による筆だとか。
訪問するのは2008年6月以来二度目。景色に変化を感じることはありませんでしたね、灯台のトイレが使えなくなったくらいでしょうか。ちなみに2008年の時は往路45分、復路40分と若さを感じるタイムでした。
それと大洗~苫小牧のフェリーを利用した時には船上から鯔ヶ崎を見ることもできました、最東端より東にいる自分をおしゃれに演出。
2008年訪問時 |
2008年訪問時 |
2020年、さんふらわあ しれとこ船上より |
本州最東端 鯔ヶ崎(とどがさき)
Address : 岩手県宮古市重茂第9地割大平
参考:トドヶ崎(宮古市公式)
2008年6月/2020年11月訪問(海上からは2020年1月)
コメント
コメントを投稿