温泉街の異形 別府グローバルタワー

繰り返される円は輪廻の象徴か 京阪宇治駅


宇治の主要観光地、平等院鳳凰堂の最寄り駅は京阪宇治駅。
さぁ平等院だ!と思うんですが毎度この駅でなんてカッコいい駅だ!!となかなか出られなくなってしまう。。。そんな素敵な京阪宇治駅。
京都市出身の若林広幸による設計で1995年(平成7年)の竣工。1996年度通産省選定グッドデザイン賞受賞作品、第一回近畿の駅百選(2000年)。




京阪宇治駅は京阪宇治線開通の1913年(大正2年)の開業。1995年6月17日、駅前再開発に伴い北へ180mほど移設したうえで現在の駅舎として営業を開始しました。1997年(平成8年)には駅正面に京阪宇治ビルが完成。


駅に入るとまず階段を降り、地下通路を通過してから階段を昇り駅ホームにたどり着くというちょっと変わった構造は、下った部分の上をJR奈良線が通っているからという面白い理由なんです。
鉄筋コンクリート造りで駅ホーム側は5つ並んだ切妻屋根がちょっとしたアクセントになってます。


ただこの駅の推し部分はなんといっても内部。これでもかというくらいの円円円。どっちを向いてもカッコいい!!コンクリート打ちっぱなしに円形窓から入る自然光、少し暗めな駅内部はスペーシーな印象を受けます。







あとはもう写真を見て頂ければなんて素敵な駅なんだ!具合が伝わると思います。なかなか駅から出られねぇ!!という気持ちも理解していただければ幸いです。






駅舎正面窓にあるステンドグラス、「飛翔」は野田正明(原画制作)、岡本喜十郎(ステンドグラス制作)によるもの。

ちなみになんとか駅を出たと思ったら次の刺客、鳳凰堂っぽい電話ボックスもあります。全然平等院にたどり着けない。



京阪電気鉄道宇治線 宇治駅
Address : 京都府宇治市宇治乙方18-5
参考文献:
鉄道と電気技術 1995年7月号
宇治 市政だより 第1066号


2021年1月/2022年1月訪問


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