温泉街の異形 別府グローバルタワー

国境の島を照らす 舳倉島灯台


能登半島の北、輪島から北へ約50kmほどの海上に浮かぶ舳倉島。
周囲約5kmほどと歩いても1時間程度で周れるこの島は最も高い場所でも12.5m程度だとか。
そんな舳倉島の中央にある舳倉島灯台、島のどこからでも見ることができるのです。ちなみにこの舳倉島は海女の島としても有名です。




1931年(昭和6年)4月1日に初点灯。
灯台の高さは33.5m、海面から灯火の高さは約42mで光度は59万カンデラ。光達距離は18.0海里となっております。
島内にはケルンと呼ばれる石積みがいくつもあるのですが、これは灯台ができる前に少しでも島を高く見せるため、船の目標になるように積み上げたものという説もあるそうです。
その他難破船の供養、竜神様の供養、海女漁における潜水場所の目印といった説もあります。
とはいえ本稿は灯台のお話、ここはもちろん最初の説を推したいですね、これらがかつてはある意味で灯台の代わりだったわけですよ、素敵じゃない。



さて、この舳倉島。渡り鳥の休息地でもあり、この島を訪れるほとんどの観光客はバードウォッチングが目的みたいです。
実際僕が訪問した時も船はほとんどバートウォッチャー(僕が話した人は自分たちのことをバーダーと呼んでいて衝撃的でした)でしたね。バズーカみたいなレンズみんな持ってた。

船は輪島から1日1往復です。ただ比較的欠航が多いのでちょっと注意が必要、毎朝7時半に出航/欠航の決定をするそうです。そして島までは1時間半ほどなんですが・・・結構揺れます。人生で初の船酔いしたのはこの航路。基本乗り物酔いとかしないのでなんか気持ち悪い・・・なんでだ・・・となってました。
また島内は食事ができるところはありませんのでそちらも注意、一応民宿が2件あって事前に予約をしていればお昼も食べられるそうです。自販機は1台だけあったと思います。



舳倉島灯台(へぐらしまとうだい)
Address : 石川県輪島市海士町舳倉島

2016年4月訪問



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