温泉街の異形 別府グローバルタワー

here comes my love ~寒立馬と尻屋埼灯台~


下北半島の北東端、尻屋崎にある尻屋埼灯台。
「日本の灯台の父」と呼ばれるイギリス人リチャード・ヘンリー・ブラントン(Richard Henry Brunton)による設計で、東北地方で最も古い洋式灯台。
海上保安庁が指定するAランク保存灯台の1つ。日本の灯台50選、国登録有形文化財(2017年)、土木学会選奨土木遺産(2006年)。
尻屋崎沖は津軽海峡と太平洋の海流がぶつかる海の難所として有名で「難破岬」や「船の墓場」などとも呼ばれていたとか。そうした事情から日本で初めて霧鐘(1877年)・霧笛(1879年)が設置された場所でもあるそう。



1873年(明治6年)6月11日起工、1876年(明治9年)10月20日に初点灯。上述の通り東北地方で最も古い洋式灯台として建設され、現存するレンガ造りの灯台としては日本一の高さを誇ります。
灯台の高さは32.82m、海面から灯火の高さは約47mで光度は53万カンデラ。光達距離は18.5海里となっております。
2018年から内部の一般公開が始まり、日本で16番目の「参観灯台」となりました(冬季閉鎖)。残念ながら僕が行ったときはまだ内部見学できませんでした。
1945年(昭和20年)にはアメリカ軍の空襲により上部のレンガが破壊され運用ができなくなりましたが、1950年(昭和25年)1月に被災部分を修復し、翌1946年から運用を再開しました。

そして尻屋崎といえば寒立馬ですね。かんだちめ。
かなり人慣れしているので近づいても割と大丈夫、馬の寝方って可愛いですよね。
祖先は南部馬だそうで、粗食や寒さなど厳しい環境に強いらしい、すごい。がんばれ寒立馬。




そして尻屋崎と言えばもう一つ、Mr. Childrenですね、ミスチル。
2018年の「here comes my love」のショートフィルムのロケ地として尻屋埼灯台が出てます。


その他日本で唯一隕石が落ちた灯台だとか、上述の空襲で破壊されたあとも点灯していたなんてお話もある素敵な灯台です。


2007年訪問時



尻屋埼灯台(しりやさきとうだい)
Address : 青森県下北郡東通村尻屋字尻屋崎1-1
駐車場:有(無料)

2007年6月/2017年5月訪問



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