温泉街の異形 別府グローバルタワー

菊の紋章を持つ唯一の灯台 禄剛埼灯台


能登半島の先端、禄剛崎にある禄剛埼灯台。
海上保安庁が指定するAランク保存灯台の1つ。日本の灯台50選。
灯塔踊り場下にある記念額に菊の紋章があり、これは全国でもこの禄剛崎灯台だけの特徴だとか。
一部で「日本の灯台の父」と呼ばれるリチャード・ヘンリー・ブラントン(Richard Henry Brunton)による設計と言われているが、この灯台の起工が1881年(明治14年)、ブラントンの帰国が1876年(明治9年)と若干の隔たりがあるのでどうなんでしょうね。現地の案内には「日本へ技術指導に来ていたイギリス人の設計」とあり、ブラントンとは明記はしてはおりません。さてはて。


見づらいですが中央に黄色い菊の紋


前述の通り1881年(明治14年)10月20日起工、1883年(明治16年)7月10日の初点灯です。材料に使われた石材(安山岩)は能登半島の付け根にある穴水から船で輸送し、岬に索道を架けて人力で引き上げたとか。
灯台の高さは12.0m、海面から灯火の高さは約48mで光度は5万5千カンデラ。光達距離は19.0海里となっております。



ちなみにこの禄剛崎は「海から昇る朝日と、海に沈む夕陽」の両方を同じ場所から見ることができるのが売りとなっております。せっかくなので一度近くに宿泊してみたいですね。次回は是非。



禄剛埼灯台(ろっこうさきとうだい)
Address : 石川県珠洲市狼煙町イ51
駐車場:有(無料)

2016年4月訪問



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